介護従事者の処遇改善に努める事業主を支援/麻生首相
介護従事者の処遇改善に関して麻生太郎首相は10月2日の参院本会議での代表質問に対する答弁で、「(処遇改善に) 努力を行う事業主などに対する支援を進めて参りたい」と述べた。さらに2009年4月に改定される介護報酬を適切に設定していくとした。民主党の輿石東・党参院議員会長の質問に答えた。
民主党が主張する介護給付費の国庫負担引き上げについては「厳しい国の財政状況などを踏まえると、これ以上の引き上げは困難」と述べた。
療養病床を削減し、介護施設への転換を促す療養病床の再編については「高齢者の状況に応じたケアを適切に提供していく上で必要な取り組み」と述べ理解を求めた。また「行き場のない入院患者が生じないよう円滑な転換に向け万全を尽くしていく」とした。(10/3MEDIFAXより)