介護報酬改定「バランスがとれている」/慢性期医療協会・武久会長
日本慢性期医療協会の武久洋三会長は1月7日、メディファクスの取材に応じ、2008年末に答申が行われた09年度介護報酬改定について「エビデンスを積み重ねて、良くやっているところを評価しようというバランスのとれた改定となった」と述べた。介護報酬3.0%引き上げについては「国民のためという厚生労働省の元の理念に立った復古元年だと思っている。担当部局のスタンスも統一されていたのではないか」と語った。
3.0%引き上げが介護従事者の処遇に反映されるかどうかについては「これまで利益を削ってでもサービスを重視してきた施設では反映されるだろうが、サービスが平均以下の施設は(引き上げが) 適正に反映されず、二極分化するのではないか」と危惧した。(1/8MEDIFAXより)