介護報酬プラス改定で約13万人が限度額超えか  PDF

介護報酬プラス改定で約13万人が限度額超えか

 2009年度の介護報酬プラス改定の影響で、在宅で介護サービスを利用する約13万人が介護保険の支給限度額を超えて自己負担額が増える可能性のあることが4月9日、厚生労働省が民主党の会合に提出した介護給付費実態調査で分かった。

 在宅の介護サービスは、要介護度によって保険内で受けられるサービスの支給限度額が決まっている。実態調査の08年4月審査分によると、サービス利用者259万2100人のうち4万1100人(1.58%)が支給限度額を超えていた。限度額を超えた分の介護サービスは保険対象外で自己負担となる。

 また、月1000円程度サービスが増えると支給限度額を超えてしまう境界線上にいる人は計8万6900人(3.35%)いた。

 介護報酬改定の3.0%アップによって、08年4月に限度額を超えていた4万1100人と、限度額前後の8万6900人の計約13万人が自己負担額が増える可能性があるとした。(4/10MEDIFAXより)

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