介護労働者の確保・定着で報告書を公表
/厚労省研究会が中間まとめ
厚生労働省職業安定局は7月29日、「介護労働者の確保・定着等に関する研究会」の中間取りまとめを公表した。少子・高齢化により、介護労働力人口は中長期的に減少傾向で推移すると分析。人材確保策の柱として、(1)処遇改善とキャリア管理の促進、(2)養成施設などとの連携による人材確保、(3)潜在的有資格者の掘り起こし、(4)ハローワークの機能強化―などを掲げ、それぞれ具体的な方向性を示している。
厚労省は中間とりまとめを2009年度予算に反映させる方針。具体的には、人手不足が深刻化している都市部を中心に、全国3カ所程度に介護労働者向けの拠点ハローワークを設置するほか、キャリアに見合った賃金制度を構築する事業所への助成や、介護分野の未経験者の雇用に対する助成制度などを盛り込む見通しだ。(7/30MEDIFAXより)