介護保険料平均4972円/19.5%増、2012−14年度  PDF

介護保険料平均4972円/19.5%増、2012−14年度

 2012年度から3年間の介護保険計画第5期で、介護保険サービスを利用する1号被保険者が払う介護保険料の全国平均月額は4972円になることが分かった。09−11年度の第4期に比べて19.5%増で、介護保険制度スタート以来、増加が続いている。保険料上昇抑制策として財政安定化基金を約550億円取り崩す月額52円の保険料軽減策などで、5000円を超えるとされていた大方の予想を下回った。厚生労働省が3月30日に発表した。

 介護1号保険料基準額の最高額と最低額、都道府県単位の平均額も公表した。最高額は新潟県関川村の6680円、最低額は北海道奥尻町と津別町、鹿児島県三島村の2800円。都道府県単位では、沖縄県が最も高い5880円、栃木県が最も低い4409円となった。

●330保険者が14年度に24時間型
 12年度から始まる24時間型サービスと複合型の実施見込み(3月20日時点の暫定集計)についても公表した。24時間型は、12年度中に190保険者が開始し、1日当たりの対象者数は0.6万人となる見込み。14年度に330保険者まで拡大し、1日当たりの対象者数は1.7万人を見込む。小規模多機能型と訪問看護を組み合わせる複合型サービスの見込みは、12年度110保険者0.2万人で、14年度は234保険者0.8万人(ともに1日当たり対象者)。(4/2MEDIFAXより)

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