介護保険、公費負担の拡大を／「１０００万人の輪」が提言書

　国民の立場から介護保険制度に対する提言などを行う「介護保険を持続・発展させる１０００万人の輪」（共同代表＝樋口恵子氏ら）は３月３１日、介護保険制度の財源のうち、公費が負担する割合を現行の５割から６割に引き上げる必要性などを指摘した提言書を厚生労働省へ提出した。

　今後、サービス給付の拡充に伴い、介護報酬の引き上げは避けられないとした一方、「保険料の引き上げも限界に達している」と指摘。「公費割合を徐々に増やしていくべき」とし、次期介護報酬改定がある２０１２年には、公費割合を現行の５０％から６０％にすることを提案した。（４/１MEDIFAXより）