介護や就労重点支援/京都市・障害者福祉計画策定
京都市は11月3日までに、2012年度を目標とする障害者保健福祉推進計画「支えあうまち・京のほほえみプラン」を策定した。緊急時におけるホームヘルパーの派遣や就労支援など、障害者への具体的な支援策を盛り込んだ。
市は12年度までを計画期間とする「市障害者施策推進プラン」を03年度に策定したが、障害者自立支援法の施行などで障害者を取り巻く環境が変化したことから、計画を練り直した。
新計画では重度障害者の家族が病気などで介護できなくなった場合、市が民間事業所に委託するなどしてホームヘルパーを派遣することや、関係機関や企業と「就労支援ネットワーク」を構築し、障害者のニーズに合った就労支援をすることなどを新たに盛り込んだ。
このほか、障害のある学生が通学しやすい道路環境のバリアフリー化や、聴覚障害者らの学習を支援するボランティアの充実も図っていく。