今月の主な動き
政府は6月23日、臨時閣議を開き、2010年度の予算編成の基本方針を盛り込んだ「経済財政改革の基本方針(骨太方針)09」を決定した。与謝野馨経済財政担当相(財務相)は同日の臨時閣議終了後の記者会見で「自然増はそのまま認める」とし、10年度予算で機械的な2200億円の削減は行わないことを約束した。
また、政府は7月1日の臨時閣議で、10年度予算の概算要求基準(シーリング)を了解した。高齢化の進展による年金や医療費の自然増1兆900億円は全額を認めるため、社会保障費は過去最大の25.1兆円になる。
国会では、7月13日、参院本会議で臓器移植法改正案について採決が行われ、A案が賛成多数で可決された。