今月の主な動き
福田康夫首相が9月1日夜、退陣を表明した。これを受けて、総裁選に石原伸晃元政調会長、小池百合子元防衛相、麻生太郎幹事長、石破茂前防衛相、与謝野馨経済財政担当相の5氏が立候補した。
22日、党本部での両院議員総会で党所属国会議員と都道府県連代表による投票を行った結果、麻生太郎幹事長を第23代総裁に選出した。
24日、首相指名選挙が国会で行われ、衆議院は自民党総裁の麻生太郎氏を指名し、第92代首相に麻生太郎氏が就任し、同日、新内閣を発足させた。
厚生労働大臣は、引き続き舛添要一氏が就任。財務相兼金融相に中川昭一元政調会長、外相に中曽根弘文元文相、少子化相に小渕優子氏、総裁選で戦った与謝野馨経済財政担当相は留任、石破茂元防衛相を農相として起用した。
福田内閣は同日午前の臨時閣議で総辞職した。在任期間は365日間だった。
厚生労働省が8月28日に発表した「2006年度国民医療費の概況」によると、06年度の国民医療費は33兆1276億円(前年度比0.004%減) となり、前年度に次いで過去2番目に高い額となった。
大野病院事件について、福島地裁は、8月20日、加藤被告に無罪の判決を言い渡した。その後、福島地検は控訴を断念。9月4日に無罪が確定した。