今月の主な働き  PDF

今月の主な働き

 政権交代後初の本格的な国政選挙だった第22回参院選は7月11日投開票が行われ、菅直人首相の消費税発言で民主党への批判が強まり、民主党は改選議席の54議席を下回る44議席となった。

 政府は6月22日、2020年度までの向こう10年間の財政の大枠を示す「財政運営戦略」を閣議決定した。社会保障費のような構造的な増加要因である経費については、国債発行によらず歳入・歳出両面の改革で安定的な財源を確保するとし、経済成長につなげるために、社会保障分野での「選択と集中」を進める方針を示した。

 保護者が国民健康保険(国保)の保険料を滞納し、無保険状態になっている高校生世代約1万人を救済する改正国保法が7月1日、施行された。これまでは医療機関にかかった際、窓口で医療費をいったん全額支払わなければならなかったが、6カ月間有効の短期保険証が交付され、3割負担で受診できるようになる。

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