今月の主な働き

　民主、自民、公明による社会保障・税一体改革の修正協議が６月１５日に決着。２０日には、３党で今後の社会保障制度改革の基本方針を示した「社会保障制度改革推進法案」を議員立法で国会に共同提出。２６日には、同法案を含む関連８法案が衆議院で可決、参議院に送られた。参議院での審議は７月１１日から始まり、延長された９月８日までの今国会での成立が目論まれている。

　また、一般病床の機能分化に関する整理案が社会保障審議会・医療部会で了承された。各医療機関が病床の医療機能を自主的に選択し、都道府県に報告する「報告制度」を導入するのが柱で、検討されていた「登録制」は日医の反発で見送られた。今後は厚生労働省内で医療法改正案の作成作業を詰めていくことになる。