今月の主な働き
社会保障・税一体改革を巡って、民主党は後期高齢者医療制度を廃止する高齢者医療の見直し案を決定、これに対し自民党は、後期高齢者医療制度の継続を盛り込んだ対案「社会保障制度改革基本法案(仮称)」をまとめる。6月8日から始まった民主、自民、公明3党による一体改革関連法案の修正協議で自民党は、民主党がマニフェストで掲げた後期高齢者医療制度廃止反対や最低保障年金の創設撤回など対案の丸のみを求めたとされる。6月15日夜にまとまった3党合意では、両課題とも「社会保障制度改革国民会議」を設置して検討するとして棚上げし、消費増税など一体改革関連法案とともに、自民党対案をベースにした「社会保障制度改革推進法案」を今国会で成立を図るとした。
また、厚生科学審議会・感染症分科会予防接種部会が第2次提言で7ワクチンについて「広く接種を促進していくことが望ましい」とした。厚労省は7ワクチンのうち、HPV、Hib、小児用肺炎球菌の定期接種化を優先したい考え。