今月の主な働き
消費税率を2014年4月に8%、15年10月に10%に引き上げる関連法案が3月30日、閣議決定され国会に提出された。法案を巡って民主党の事前審査は延々と紛糾が続き、前原政調会長が3月28日未明に会議を打ち切るかたちで意見集約を終えた。反発する党内からは役職辞任する議員が続出、連立与党の国民新党も党を割ることとなった。
また、3月30日には短時間労働者への被用者保険の適用を拡大する年金機能強化法案も国会提出され、16年4月からの適用で対象者は約45万人とされている。一体改革関連法案の動きでは、国保改定法案が4月5日の参院本会議で可決、成立。4月6日付で公布と同時に施行された。後期高齢者医療制度の廃止法案については「白紙撤回」との報道がされ、それを厚労相が打ち消す場面もあり、目途はたっていない。
一方、4疾病5事業に「精神疾患」を加えた「5疾病5事業および在宅医療」の観点から作成指針を見直すなどの、新医療計画(13年度〜17年度)を策定するための作成指針が3月30日に通知された。