今月の主な働き
民主党は8月29日、衆参国会議員の投票の結果、野田佳彦財務相を新代表に選出。翌8月30日午後、衆院両院の本会議は新首相に指名した。野田内閣は9月2日、正式に発足し、初の会見で、新内閣の最優先課題として、震災からの復旧・復興や原発事故対応、経済と財政危機への対応を挙げた。また、財政健全化に関係して社会保障と税の一体改革に触れ「政府・与党でまとめた一体改革成案を実行するため、与党内での議論を具体的制度設計に向けて進めていくとともに、与野党協議を丁寧に進めさせていただきたい」と述べた。
一体改革成案に盛り込まれた税制抜本改革については、改革の実現に意欲を示しており、経済成長と財政再建をバランスを取りながら進める方針を示した。
なお、厚生労働大臣に就任した小宮山洋子氏は、被災者の生活支援と医療福祉・就労支援、社会保障・税一体改革の具体化、雇用対策の3点に力を入れる考えを示している。