今月の主な働き

　民主党の代表選は９月１４日の臨時党大会で、衆参国会議員の投票を行った。党員サポーター票と地方議員票を合わせた開票で菅直人首相が７２１ポイントと小沢一郎前幹事長の４９１ポイントを上回り代表の続投が決まった。

　菅改造内閣では、財務大臣に野田佳彦氏が留任したほか、厚生労働大臣に細川律夫氏、文部科学相に高木義明氏、経済産業相に大畠章宏氏が起用された。厚労副大臣には、藤村修衆院議員、小宮山洋子衆院議員が就任。厚労政務官には、岡本充功衆院議員と小林正夫参院議員が就いた。

　政府は１０月８日に閣議決定した２０１０年度補正予算案で、「地域医療再生基金」に２０００億円程度を積み増す。高次救急病院などの拠点病院を整備して医療圏内の病院の役割分担を明確にさせるのが狙い。補正予算全体は約５兆円で、うち医療や介護、福祉などの予算は１.１兆円となる。

　厚生科学審議会・感染症分科会予防接種部会は１０月６日、細川律夫厚労相に対して、Ｈｉｂ、小児用肺炎球菌、ＨＰＶの各ワクチンについて、予防接種法での定期接種に位置付けるよう求める意見書を１０月６日付でまとめた。