人員不足で廃止、09年度に85件/訪問看護ステーション
訪問看護ステーションのうち、人員基準(常勤換算で看護職員2.5人以上)を満たせなくなったことが原因で廃止したステーションは2009年度の1年間で85事業所だったことが、7月28日の「訪問看護支援事業に係る検討会」に厚生労働省が報告した調査結果で分かった。10年5月に、47都道府県を対象に調査を実施した。人員基準が満たせなくなったことにより「休止」したのは、全国で67事業所だった。
人員基準を満たさなくなった場合の具体的な取り扱いについて聞いたところ、43自治体が明確な基準を定めていないと回答。看護師の急な退職で看護師数が常勤換算で1.5人になった場合の対応では、31自治体が「訪問看護ステーションの状況に応じて、具体的対応を決める」と回答し、最も多かった。「即休止または廃止」との回答も4自治体からあった。(7/29MEDIFAXより)