京都市、介護保険料減免を拡大/「年収60万以下」半額
京都市議会の2月定例会は2月25日、本会議を再開し、各会派代表による一般質問を行った。この中で市は4月から65歳以上の介護保険料の減免対象を拡大し、年収60万円以下世帯の月額保険料を半額(1100円)程度に引き下げる方針を明らかにした。
現行の減免制度では、市民税が非課税で年収80万円を超える「第三段階」世帯のうち、年収120万円以下の世帯のみを対象としている。
市によると、2009年度から3年間、年収60万円以下で生活保護を受給していないなどの条件を満たす世帯を新たに減免対象に加える。新たな対象者の保険料は月額2255円から100円程度に引き下げる。これにより、減免制度の対象者は現行の約700人から200人前後に増える見通し。
市はすでに09年度から3年間の介護保険料の基準額を現行より250円引き下げる方針を示している。