中期的な医療費の推移に関する見通しを策定
京都府は「高齢者の医療の確保に関する法律」にその策定を義務付けられた都道府県医療費適正化計画にあたる「京都府中期的な医療費の推移に関する見通し」(資料4) を、2008年8月付で策定・公表した。
国が策定を求める医療費適正化計画は、06年6月に国会成立した医療制度改革関連法において決定した改革内容の中心柱を成すもの。本計画は、京都府においても、今後5年間、生活習慣病予防、療養病床の再編成、平均在院日数短縮を3つの柱に、京都府における医療給付費を抑える(適正化) ための軸となる。
京都府の計画では、国の参酌標準により、平均在院日数の短縮目標は▲2.1日とされ、それにより、12年度の医療費を、現状のまま推移するよりも約150億円抑えるものと、国の医療費推計ソフトにより見込む。