中医協新委員に万代氏/診療側5人再任
3期6年の任期満了で中医協の診療側委員を退任した邉見公雄氏(全国公私病院連盟副会長)の後任委員は、日本病院会常任理事の万代恭嗣氏(社会保険中央総合病院長)に決まった。小宮山洋子厚生労働相は10月28日の閣議後の会見で、総合的に判断した上で10月27日付で任命したと述べた。
これを受け厚生労働省保険局医療課の鈴木康裕課長は取材に対して、他の任期満了を迎えた診療側委員について再任の手続きを進めているとした。10月26日に1期2年の任期が満了となった安達秀樹氏(京都府医師会副会長)、嘉山孝正氏(国立がん研究センター理事長)、鈴木邦彦委員(日本医師会常任理事)、三浦洋嗣氏(日本薬剤師会常務理事)、2期4年満了の西澤寛俊氏(全日本病院協会長)の5委員は再任となる。11月2日の次回中医協から新メンバーを加えての改定論議が始まる。
鈴木課長は「中医協の議論は透明性が求められ、事務局もエビデンスに基づく議論ができるようなトライをしている。中医協委員はそれぞれの立場もあるだろうが、公平な視点での議論をお願いしたい」と述べた。(10/31MEDIFAXより)