中医協・公益委員に印南・西村両氏/国会同意人事案
厚生労働省は、3月31日付で中医協公益委員としての3期目の任期満了を迎える遠藤久夫会長(学習院大教授)の後任として、印南一路・慶応大総合政策学部教授を、2月28日付で任期満了となる白石小百合委員(横浜市立大教授)に代わり、西村万里子・明治学院大教授を起用する方針を固めた。1月24日に開会した通常国会に、同意人事案を提出する。
印南氏は東京大法学部卒業後、富士銀行に入社し、厚生省保険局企画課に出向していた経験もある。現在は医療政策などを専門分野とし、社会的入院の研究などに取り組んでいる。
西村氏は、慶応大経済学部卒業後、同大大学院経済学研究科博士課程単位を取得。国立社会保障・人口問題研究所基礎理論研究部第3室長などの経歴を持つ。社会保障論、公共政策論、非営利組織論などを専門分野としている。
●遠藤会長は3月に退任
遠藤会長は2005年4月から中医協公益委員となり、08年4月に会長職に就いた。白石委員は公益委員としては現在2期目だが、専門委員を1期務めている。(1/25MEDIFAXより)