中医協の在り方「見直す時期」/舛添厚労相「ドクターフィー導入を」  PDF

中医協の在り方「見直す時期」/
舛添厚労相「ドクターフィー導入を」

 舛添要一厚生労働相は11月22日、都内で開かれた全日本病院学会東京大会で特別講演し、民主主義の観点から中医協の在り方を見直す時期に差し掛かっているとの認識を示した。さらに、医師不足対策の一環として診療報酬へのドクターフィーの導入に前向きな考えも示した。

 舛添厚労相は講演後の質疑応答で、医師不足対策について「私は診療報酬にドクターフィーという考え方を入れないと、医師を集めることができないと考えている」との問題意識を表明。さらに出産については「正常分娩から異常分娩になると保険適用となる。(さまざまな議論はあるが) 全部保険でみるシステムにした方がシンプルかもしれない」と述べた。

 その上で中医協の在り方について「民主主義という観点から見たら、中医協の在り方を見直すことを考えている。今、私が話していることが即、中医協の議論の中に反映できるシステムをつくらねばならない」と強調。さらに、「今のような案も含め、きちんと議論する場が1カ所だけというのを是正する必要がある時期にきているのではないか」とも述べ、中医協で診療報酬を議論する現行の仕組みを見直す必要性を指摘した。(11/26MEDIFAXより)

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