中医協、10月から週1回開催/基本方針は年内  PDF

中医協、10月から週1回開催/基本方針は年内

 厚生労働省は9月7日の中医協総会で、次期診療報酬改定に向けた今後の検討スケジュールを示した。政府・与党の「社会保障・税一体改革成案」を骨格に検討を進めつつ、内閣が12月に改定率を決定する従来の流れを踏襲する。

 社会保障審議会の医療部会と医療保険部会では、「基本方針」策定に向けて議論を進める。9月に「視点・方向の概論」を、10月に「具体的な視点・方向」を、11月に「基本方針案」を示し、一体改革成案の方向性に沿って年内に「基本方針」を提示する。

 中医協では改定に向けて、各分科会や小委員会の報告を受けながら審議を進める。10月には医療経済実態調査や2011年改定結果検証(速報)を報告する予定。11月にはDPC評価分科会が2度にわたって総会に報告書を上げる。年明けに薬価専門部会や保険医療材料専門部会が報告し、答申に向かって審議を進めていく。

 また、10月から、中医協の開催頻度も増やす。9月中はこれまで通り月2回ペースで進めていくが、10月から毎週1回ペースにピッチを上げる。厚労省は「毎週1回ペースでも議論が間に合わなくなったら、さらに、開催頻度を増やすことになりそうだ」としている。(9/8MEDIFAXより)

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