不活化ポリオワクチンの導入、12年度末を予定/厚労省
生ポリオワクチンから不活化ポリオワクチンへの移行に向けて準備を進めている厚生労働省は10月4日、不活化ポリオワクチンの導入時期について早くても2012年度末を予定していると発表した。導入までの間、生ポリオワクチンの接種を見合わせる人が増加すれば、国内でポリオの流行が起きる危険性があり、厚労省は11年秋の接種シーズンでのポリオワクチン接種を呼び掛けている。
12年度末に導入予定のワクチンは、ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオの4種混合ワクチン(DTP−IPV)で、開発企業は11年末頃から順次、薬事承認申請を予定している。
不活化ポリオワクチン導入後の接種方法や生ポリオワクチンの取り扱いについては「不活化ポリオワクチンへの円滑な移行に関する検討会」で議論を進めている。(10/5MEDIFAXより)