三療法士会と懇談を実施 次回の医療・介護同時改定に向け意見交換
協会は昨年に引き続き、京都府理学療法士会、京都府作業療法士会、京都府言語聴覚士会(以下「三士会」)との懇談会を10月31日に開催した。各団体の現況や、次回の診療報酬・介護報酬同時改定等について意見交換を行った。
次回改定に関連して懇談では、三士会が訪問リハビリに関する合同研修会を立ち上げ、訪問リハビリステーション創設をも想定し、訪問リハビリの質と量との拡充を目指しているという取組みが報告された。また「報告書など書類作成業務が非常に多く問題である。業務の終了時間が遅くなり、臨床へ力を注げなくなる危険性もある」「廃用症候群の評価表や算定日数上限超えの改善状況を書く書類は、毎月書いて本当に意味があるのか疑問。事務量を増やし、請求を少なくさせるのが厚労省の狙いである」―など、書類作成業務が本来の臨床業務の足かせになっているとの報告が相次いだ。他にも算定日数上限等についても意見交換を行った。
また、今後も継続して懇談を実施すること、次回同時改定に関連し、三士会と合同で、リハビリ施設向けにアンケート調査を行うこと、施設基準適時調査に関する学習会を開催すること―を確認した。
三療法士会と懇談