一体改革実現へ制度設計を推進/野田首相  PDF

一体改革実現へ制度設計を推進/野田首相

 野田佳彦首相は9月2日夕、内閣発足後の初の会見で、新内閣の最優先課題として、震災からの復旧・復興や原発事故対応、経済と財政危機への対応を挙げた。財政健全化に関係して社会保障と税の一体改革に触れ「政府・与党でまとめた一体改革成案を実行するため、与党内での議論を具体的制度設計に向けて進めていくとともに、与野党協議を丁寧に進めさせていただきたい」と述べた。

 野田首相は一体改革成案に盛り込まれた税制抜本改革について「2011年度中に法案を提出するための準備は、きちんとしないといけない」と、改革の実現に意欲を示した。消費増税は10年代半ばまでとなっており「即、増税ではない」とも説明した。財政健全化については「待ったなしだが、財政原理主義者ではない。現実的な対応を取る」とし、経済成長と財政再建をバランスを取りながら進める方針を示した。(9/2MEDIFAXより)

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