ワクチン継続など2.5兆の4次補正予算案決定/政府・閣議  PDF

ワクチン継続など2.5兆の4次補正予算案決定/政府・閣議

 政府は12月20日、総額2兆5345億円の2011年度第4次補正予算案を閣議決定した。厚生労働省関係では、子宮頸がんワクチンなど3ワクチンの接種を公費助成する基金の1年間延長で526億円などを盛り込んだ。年明けの通常国会に提出する。

 予算案は、高齢者医療の負担軽減に活用している基金を1年間延長するための費用として2719億円を計上した。うち約2000億円は、70−74歳の窓口負担を1割に維持するために使われる。妊婦健康診査支援基金の1年間延長に181億円を充て、障害者自立支援対策の基金を1年間延長するために152億円を措置する。生活保護費などの負担金に充てる1339億円と、新型インフル対策の91億円も盛り込んだ。

 安住淳財務相は閣議後会見で4次補正予算案について、「新規に国債を発行することはない。社会保障関係の必要経費をかなり積むことになる」と説明した。(12/21MEDIFAXより)

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