レセプトのオンライン請求Q&A(151)
レセスタ対応機種によってどう違う
Q、当院は400床未満の病院です。現在は光ディスクによる請求を行っていませんが、レセコンの機種はレセスタに対応しています。レセスタ対応のレセコンを導入している病院は、09(平成21)年4月からオンライン請求が義務化されるのですか。
A、レセスタ対応機種(図)の場合は、09年4月からオンライン請求の義務化に対応する必要があります。
請求省令によれば、09年4月から義務化される400床未満の病院は、「レセプト文字データ変換ソフトを使用することによって光ディスク等を用いた請求を行うことができるもの」とされているためです。
一方、「レセプトコンピュータを使用しているものであって、光ディスク等を用いた請求を行っている」病院も09年4月から義務化されます。つまり、レセスタ対応機種以外でも、09年3月末までに、レセプト電算処理システムに参加し、光ディスク等を用いた請求を行っている場合は、09年4月から義務化に対応する必要があるということです。
しかし、レセスタ対応機種以外で、オプションソフトを入れなければレセプト電算処理システムに対応できないなどの理由により、09年3月末までに、光ディスク等を用いた請求を行っていない場合は、義務化への対応は10(平成22)年4月からになります。
注:レセスタとは、厚生労働省が開発した「レセコンからレセプト出力情報を取り出して、レセプト電算処理システム仕様の電子レセプトに変換するソフトウェア」です。
図 レセスタ対応機種一覧
会社名 | 製品名 |
富士通(株) | HOPE/X-S(V2,V3) ※1 |
HOPE/X-W(V2,V3) ※1 | |
HOPE/SX-P^n(WinNT,WinXP) ※2 | |
HOPE/SX-J | |
三洋電機(株) | Newve , NewveExceed |
Medicom-MC/X | |
東芝住電医療情報システムズ(株) | HAPPY CS-III |
HAPPY CS-II | |
TOSMEC-MEPIO | |
日本事務器(株) | MAPS−V5 |
MAPS/CS シリーズ | |
日本電気(株) | MegaOakIBARS |
PCIBARS | |
日立グループ | HIHOPS-CS |
(株)NTTデータ | MINS-PRO |
※1 富士通(株)「HOPE/X-S,X-W」のV1は対象外
※2 富士通(株)「HOPE/SX-P」のWin-3.1版は対象外
【京都保険医新聞第2659号_2008年10月6日_5面】