レセプトのオンライン請求Q&A(9)

レセプトのオンライン請求Q&A(9)

電算処理導入の手続きは

 Q、レセプト電算処理システムを導入し、電子レセプトで請求するためには、どのような手続きが必要ですか。

 A、同システムは、診療報酬請求書を紙にかえて、電子媒体(図1)で収録(電子レセプト)して提出する仕組みです。概ね、以下の手続きが必要です。

図1 電子媒体の種類

(1)傷病名コード(マスター)等の整備

 各医療機関がそれぞれ独自のコードで請求しても、審査支払機関で処理できないため、厚生労働大臣が定めた統一コードにより請求する必要があります。そのため、医療機関の独自コードに統一コードを対応付けする等、傷病名コード等を管理しているマスターの整備が必要となります。

(2)移行作業にかかる期間

 審査支払機関との確認試験を含め、概ね診療所で2カ月、病院で3〜6カ月程度かかる、とされています。

(3)電子レセプトによる請求開始の手続き

 始めるには、「磁気テープ等を用いた請求に関する届出」を審査支払機関に提出する必要があります。なお、それに先立ち、審査支払機関との「確認試験」の実施が推奨されています(図2)

 〈参考〉支払基金本部のホームページ
http://www.ssk.or.jp/rezept/ika/index.html

図2 手続の流れ

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