レセオンライン省令改正「評価できる」／日医が見解

　日本医師会は12月2日の定例会見で、厚生労働省がレセプトのオンライン請求の義務化を事実上撤回し、電子媒体での請求を認める省令改正を行ったことについて、「現場に混乱の少ない改正で評価できる」とする見解を発表した。

　見解で日医は、オンライン請求の完全義務化に反対し、オンライン請求は医療機関などの自主性に委ねることを求めてきた経緯を説明。今回の省令改正で「日医がこれまで掲げてきた要望は、おおむね受け入れられたことを評価する」とした。

　一方、今後オンライン化を進めるに当たっては「ＩＴ投資はもとより、セキュリティー対策が極めて重要になってくる」とし、国による財政負担や次期診療報酬改定での電子加算など、十分なインセンティブを設けるよう求めた。（12/3MEDIFAXより）