メディカル・イノベーションで「実現プラン」/厚労省など3省
文部科学省と厚生労働省、経済産業省は10月22日、新たな医療技術の研究開発や実用化を促進する「メディカル・イノベーション」を推進するため、2回目となる政務レベルの会合を開き、実現に向けたプランをまとめた。
プランでは「国民の健康と安全・安心を確保するため、医療・介護分野の技術革新を図り、疾患・障害の克服による健康長寿社会を実現するとともに、国際競争力の強化による経済成長を実現する」とし、▽革新的医薬品・医療機器などの実用化▽ドラッグ・ラグ、デバイス・ラグの解消―を目標に掲げた。医薬品・医療機器の実用化により、1.7兆円の経済波及効果と3万人の新規雇用を見込む。
3省の連携による具体的取り組みとしては、社会的影響の大きいがんや精神・神経疾患、難病などを克服するため、新たな医薬品・医療機器、医療・介護技術の創出に向けた研究開発を実施。研究成果を実用化するため、基礎研究を産業応用に結び付けるための体制整備も行うとしている。(10/25MEDIFAXより)