マナー研修楽しく学ぶ/新しく医療機関に勤められた方のための研修会開く  PDF

マナー研修楽しく学ぶ

新しく医療機関に勤められた方のための研修会開く

 協会は、楽しく・わかりやすく・ためになると、毎回多くの参加者から好評をえている「新しく医療機関に勤められた方のための研修会」を5月15日、17日の2回にわたり開催。のべ97人が参加した。

 1日目は?「医事紛争から見た医療従事者としての心構え」と題して医療安全対策部会林一資副理事長より、?「知っておきたい保険基礎知識(請求留意事項)」と題して保険部会田中正明理事より解説した。また、2日目は元日本航空客室乗務員茂木治子氏より「医院・診療所での接遇マナー研修・初級編」を講習した。

 以下は接遇マナー研修に参加者した方の参加記である。

空間を共有すること

ほうゆう病院 福味多栄子

 今回の接遇研修に参加して、今まで接遇に空間というものがあるということを考えもしませんでした。

 研修が始まってすぐに茂木先生から、2分間の間に教室内の人達と会話をして下さいと言われました。めいめいが席を立ちバラバラになって、いろいろな人と会話を終えたあとは、始まったばかりのあの静けさと緊張感のある空気が、それは和やかな空気に変わり、出席者の皆さんに笑顔が残ったのが印象的でした。ああ、これが空間を共有するということだと思いました。今まで人と話す時も笑顔で話しかけ、また、ただ話を聞くだけでなく、心の中の声も聴いていたのか、こちらから訊くことをしてあげていたのか、どれか一つ欠けてもその瞬間に空気が壊れそれを取り戻すのに倍以上の時間が必要なこと、自分次第でその場の空気を良くも悪くも変えることができるということを教わりました。

 自分が変われば相手も変わる。

 日常生活でもこちらから積極的に「ありがとうございます」「おはようございます」「お疲れさまです」等々、これらを習慣づけていれば自然体で患者様に接することができるのではないでしょうか。自然体を身につけた上で接遇に必要な能力、機転をきかす素早い判断力、行動力を身につけ、当院のモットーである「明るく、素直に、暖かく」を常に忘れず、患者様にとって最良のサービスを心がけ、病院に来られてから診療を終えて帰られるまで、居心地の良い空間にしなければと思いました。

 最後に今日の研修の感想文を1人だけお願いしますと言われ、先生の強烈なアイコンタクトを受けて手を挙げました。やればできる、自分を変えるためにも挑戦して下さいと背中を押され、帰り道なぜかテンションの高い自分がいました。

 私を変えて下さった茂木先生、そしてこの研修に行かせて下さった病院関係の方々に感謝いたします。

 ありがとうございました。

接遇マナー研修の様子

接遇マナー研修のようす

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