ナースプラクティショナーの議論開始へ/厚労省検討会が初会合  PDF

ナースプラクティショナーの議論開始へ/厚労省検討会が初会合

 医師と看護師などの協働・連携の在り方を検討するため、厚生労働省は8月28日、「チーム医療の推進に関する検討会」(座長=永井良三・東京大大学院医学研究科教授)の初会合を開いた。医師と看護師などの役割分担や看護師の専門性の向上を検討する。政府の規制改革会議でも提言した「ナースプラクティショナー」の導入も議論する方針だ。

 検討会は月2回程度の頻度で開催する予定。「骨太の方針2009」で医師と看護師などの役割分担の見直しについて「2009年度中に具体策を取りまとめる」と明記されたことを受け、年度内には一定の結論を出すとしている。

 厚労省医政局医事課の杉野剛課長は「(経済財政諮問会議で)首相から看護師の役割拡大を検討するよう指示が出ている。医療職種の役割分担について、どういう条件の下に具体的に拡大できるかも議論してほしい」と述べた。役割分担の対象は医師や看護師、薬剤師など医療関連職種を念頭に置いているが、杉野課長は検討会終了後、記者団に対し「場合によっては介護職も含めて検討することになる」と話した。(8/31MEDIFAXより)

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