タブレット、60代以上医師の3割が利用/ケアネット調査  PDF

タブレット、60代以上医師の3割が利用/ケアネット調査

 医師・医療従事者向け情報サイトを運営するケアネットが行った意識調査で、スマートフォンやタブレット型端末などのスマートデバイスを医師の半数以上が少なくとも1台は所有しているとの結果が出た。世代別で見るとスマホは若い世代の医師ほど所有率が高くなるが、タブレットは世代の偏りがあまり見られず、60代以上の医師ではスマホ所有率が25.8%、タブレット所有率が29.2%と、タブレット端末が好まれて利用されているようだ。

 調査は2012年9月にケアネットのサイトの会員を対象にインターネットで回答を得た。有効回答1000件の世代別の内訳は▽30代以下19.2%▽40代39.1%▽50代32.8%▽60代以上8.9%。男女比は男性90.3%、女性9.7%となっている。

●活用度高いタブレット端末
 医療でのスマートデバイスの用途を尋ねたところ▽医薬品・治療法に関する情報収集(書籍・論文以外)▽医学・医療に関する書籍・論文閲覧▽医学・医療関連のニュース閲覧―が多く、タブレット利用者の4割以上がこうした用途で利用している。

 患者とのコミュニケーションを目的とした利用率は、スマホ4.1%に対してタブレットは14.7%と高く、「インフォームド・コンセントの際、立体的で具体的な説明ができ、患者の理解が深まる」といった声も上がった。60代のタブレット利用医師では「移動中や学会の調べ物に使う際、スマホの画面は小さく見にくい」との声もあった。(10/18MEDIFAXより)

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