シリーズ?データでみる医療  PDF

シリーズ?データでみる医療

病院・診療所別の外来患者数推移

 厚労省「患者調査」から施設ごと医科外来患者数の30年の推移をみた。2014年は病院約164万人、診療所約423万人で、ともに11年比約1・2万人減である(ただし同年は被災地域を除いて推計)。

 病院は96年の約226万人をピークに減少。診療所は上下動を繰り返しながらも増加傾向を示している。診療所の患者数が底をうったのは小泉構造改革のさなかの02年で約338万人、3年後の05年には大きく回復した(小泉内閣01年4月〜06年9月)。調査は調査日に全国の医療施設で受療した推計患者数で3年に一度実施。

 ちなみに施設ごとの02年以降の外来医療費をみると、病院、診療所ともに増加を続けている。14年は病院約5・7兆円、診療所約8・1兆円であり、病院と診療所の比率は外来医療費41対59、患者数28対72である。

外来患者数の推移

※2011年は宮城県石巻医療圏、気仙沼医療圏及び福島県を除いた数値

※「2014年患者調査」施設の種類別にみた推計患者数の年次推移より歯科を除いて作成

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