サロンコンサートを楽しむ 弦楽四重奏の優雅な調べ  PDF

サロンコンサートを楽しむ 弦楽四重奏の優雅な調べ

参加記 和やかなコンサートで幸せのひととき

川勝恵理(右京・家族)

 協会は2月16日、協会会議室で京響メンバーによるサロンコンサートを開催。参加者は18人となった。以下、参加記を掲載する。

 毎年2月には京響メンバーによるサロンコンサートが開かれます。今年は2月16日(日)に保険医協会の会議室で開催されました。題して「ロマン派の巨匠の名曲を聴く㈼」。去年はロマン派の中でもドイツ、オーストリアの音楽でしたが、今年はそれ以外の国のロマン派で、ヴェルディ:『乾杯の歌』、ショパン:『別れの曲』、ビゼー:『カルメン前奏曲』など、誰でも耳にしたことのある小品を中心に弦楽四重奏で鑑賞いたしました。演奏者は去年と同じく、第1ヴァイオリン:田村安祐美さん、第2ヴァイオリン:前智子さん、ヴィオラ:金本洋子さん、チェロ:城甲実子さん。

 耳馴染みな曲でも、四重奏のために編曲された作品はオリジナルとは少し違った雰囲気が感じられます。また弦楽四重奏で有名なドヴォルザークの『アメリカ』では、4人の女性奏者の妙技が見事に披露されました。

 暖かな日差しが差し込む会議室でのコンサートは、音楽専用ホールでは味わえない和やかさがあり、演奏者による気取らない曲紹介やお話も楽しめました。演奏者と聴き手の距離が近く、臨場感があるので、ハーモニーだけでなくそれぞれの楽器の音を聴き分けることもできました。聴衆は20人ほどで、リラックスしながらも集中して音楽が聴け、あっという間に1時間が過ぎていました。気が付けばアンコール曲を含め12曲も演奏されていました。

 終演後は演奏者を囲んでの茶話会がありました。おいしいケーキとコーヒーをいただきながら、音楽談義に花が咲きました。演奏者の素顔や本音が伺える時間でもあります。演奏者の間で流行っている替え歌なども教えていただきました。

 次回も是非参加して、このような幸せなひとときを皆様と共有したいと思っています。

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