サポートします!手間のかかる医療廃棄物処理
トータル管理でコスト削減を
医療廃棄物に関するセミナー「知って得する、知らないと怖い医療系廃棄物の管理」をコンサルタント会社である株式会社エコロジー・ソリューションの中島智之氏を講師に、11月29日に開催した。
セミナーでは医療系廃棄物の管理対策の重要性を中心に、不法投棄の現状を踏まえ、廃棄物の処理から見る1. 排出事業者(医療機関)責任、2. 廃棄物の定義、3. 保管基準、4. 廃棄物委託基準、5. マニフェスト制度について解説した。廃棄物に関する心構えとしては、自院でもできるいくつかのポイントを上げ、従業員教育の重要性や処分業者・収集運搬業者に対する管理責任と、その一環としての定期調査の必要性とチェックポイント、処理業者への行政指導など運営状況に関わる会社情報の収集などが重要であることを解説した。
参加者からは、「適正価格というものがわからない」「業者による価格の設定幅が不可解。問題があった業者情報はどこに聞けばよいのか」「最終処分場の立ち入りで写真だけは取るが、何をどうみるのかわからない」等の意見が出された。
協会は、アミスと協力して複雑で手間のかかる医療廃棄物処理業務のサポート事業を行う。専門のコンサルタント業者によるコンプライアンスからコスト削減までのトータルな廃棄物管理で、コスト分析、廃棄処理の適正確認、院内処理の合理化などをチェックし、場合によっては業者の切り替えなどのお手伝いも行う。これまでの実績では、大きなコスト削減、安心できる処理にいたり、喜ばれるケースが多いようだ。コストの診断・相談は無料なので、ご希望の会員は協会までお問い合わせいただきたい。
ポイントの解説に耳を傾ける参加者