オンライン義務化、新たな例外に道筋/規制改革3か年計画を再改定  PDF

オンライン義務化、新たな例外に道筋/規制改革3か年計画を再改定

 政府は3月31日、「規制改革推進のための3か年計画(再改定)」(政策解説資料2)を閣議決定した。レセプトオンライン請求の完全義務化については、今回の再改定で「義務化において原則現行以上の例外規定を設けないこと」と修正し、「原則」の追加挿入で実質的に新たな例外規定を設けることに道筋をつけた。このほか「その際、地域医療の崩壊を招くことのないよう、自らオンライン請求することが当面困難な医療機関等に対して配慮する」との記載も追加。完全義務化により廃業に追い込まれる可能性のある医療機関などを念頭に具体的な配慮を求めた。

 規制改革3か年計画は2007年6月に閣議決定された。その後、08年3月に改定されている。今回の再改定は、08年12月の規制改革会議の第3次答申で示された具体的施策を盛り込むことなどを主な内容としている。

 3か年計画で示された「医療」分野ではこのほか、「DPCデータの活用方策の実施」について09年度の実施を促すとした。「包括払い・定額払い制度への移行促進」については09年度に検討を開始。「質に基づく支払いの更なる推進」については08年度以降、引き続き検討するとした。

 このほか、「医師及び他の医療従事者の供給体制の在り方の検討」な「遠隔医療の普及・促進施策の実施」どが記載された。(4/1MEDIFAXより)

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