「オンライン」見据え新体制の準備に傾注/支払基金が09−11年度の事業指針案を承認
社会保険診療報酬支払基金は2月23日、理事会を開き、209年度から11年度までの事業指針案を承認した。11年度のレセプトオンライン請求の原則義務化を見据え、09−10年度は電子レセプトにふさわしい新たな審査支払い体制への準備に努力を傾注させることを基本方針として明記。その際、全国組織であるメリットを生かし、本部と47支部がそれぞれの機能を十分発揮しながら連携を強化することや、審査実績や業務の実施状況について分析・評価する機能を強化し、情報開示を進めながら説明責任を果たすことなどを盛り込んだ。
支払基金は04年度以降、毎年3年間に及ぶ事業指針を定めている。09年度以降の事業指針案は、審査支払い業務の流れに沿って分かりやすく整理した上で、組織運営の在り方にも言及した。事業指針の作成は支払基金に義務付けられてはいないが、厚生労働省の認可を得る必要がある毎年度の「事業計画」は事業指針に沿ってまとめられる。(2/24MEDIFAXより)