イレッサ情報の不開示確定/最高裁
副作用による死亡が相次いだ抗がん剤「イレッサ」の承認申請をめぐり、製薬会社が国に提出した動物実験や臨床試験の報告書の開示を市民団体が求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(甲斐中辰夫裁判長)は6月18日、原告の上告を受理しない決定をした。開示を認めなかった二審東京高裁判決が確定した。一審東京地裁判決は、動物実験の日付などに限って開示を認めたが、二審は「製薬会社の競争上の利益を害する恐れがある」とし、不開示が妥当と判断した。【共同】(6/22MEDIFAXより)