はしかの追加接種まだ2割/公費負担の13、18歳

はしかの追加接種まだ2割/公費負担の13、18歳

 はしかの発症予防にはワクチンの2回の接種が有効だとして、2008年から始まった全国の13歳と18歳全員を対象にしたワクチンの追加接種が低迷、7月12日までの厚生労働省の推定では、6月末時点の接種率は、わずか20%程度にとどまっている。

 追加接種の効果を上げ、はしかの流行を抑えるには、最低でも95%に受けてもらうことが必要なため、同省は都道府県などに、未接種者を確認し接種を勧めるよう要請するとともに、対象者や保護者に「接種は無料なので夏休みにぜひ受けて」と呼びかけている。

 追加接種は、全国で休校などが相次いだ07年の10−20代のはしか流行を教訓に、はしかへの免疫がないか低下した若い世代への対策として4月にスタート。12年度まで5年間の時限措置で、毎年、13歳と18歳になる約240万人に対し、公費負担でワクチンを接種する。【共同】

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