がん検診と特定健診、同時実施を促進
厚生労働省は2月5日の全国国民健康保険主管課長会議で、受診率の向上に向け、がん検診と特定健診を同時に実施する体制整備を進めるよう都道府県に協力を求めた。
都道府県の主導で、市町村や被用者保険の間でがん検診と特定健診の実施医療機関情報の共有化を進め、受診対象者への周知を行うことを提案。2010年度から、これらの取り組みが実施できるよう、市町村などに対し助言や調整を行うよう都道府県に求めた。
厚労省はこのほか、医療従事者の負担軽減や、患者のより効果的な体調回復を目的に、被保険者に対して受診に関する啓発を進める方針を示した。「地域医療を守る受診マナー」などを作成する予定とし、都道府県も主導的に取り組むよう求めた。(2/8MEDIFAXより)