がん検診、受診率向上へ企業と連携/厚労省「温暖化防止運動」参考に  PDF

がん検診、受診率向上へ企業と連携/厚労省「温暖化防止運動」参考に

 厚生労働省は、がん検診の受診率を向上させるため、企業と連携した新たな取り組みに乗り出す。がん検診の受診率は依然として低迷しており、国が掲げた目標値の半分程度という厳しい状況。厚労省は「クールビズ」で国民に広く知られるようになった「チームマイナス6%運動」を参考に、実施本部を設置して効果的な手法について検討し、多くの参加を得て国民的な運動に発展させたい考えだ。

 政府のがん対策推進基本計画では、75歳未満のがん死亡率を20%減少させるため、5大がん検診(胃、肺、子宮、乳、大腸)の受診率を2011年度末までに50%以上に引き上げることを目標に掲げている。

 しかし、厚労省によると、07年度の受診率は男性28.6%、 女性22.1%と低迷。目標達成は厳しい状況だ。(1/28MEDIFAXより)

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