かぜによる受診が大幅減少/21世紀出生児縦断調査
厚生労働省統計情報部は11月30日、第7回「21世紀出生児縦断調査結果の概況」を発表した。2001年に生まれた7歳児がこの1年半の間に病院や診療所にかかった理由のうち、「かぜなど」の割合が最も多く65.1%に上った。ただ前回調査との比較で14.3ポイント減と大幅に減少。厚労省統計情報部は「7歳児は小学生になり、体力もかなりついたのではないか」としている。
調査は厚労省が人口動態調査の出生票を基に、01年1月10−17日、7月10−17日に生まれた子どもを対象に01年から毎年、継続して行っている。今回調査は3万6785人から回答を得た。
病院や診療所にかかった理由で、「虫歯」は前回調査から3.9ポイント上昇し、40.0%になった。「虫歯」は第3回調査の6.9%から、依然大幅な上昇傾向を示している。「かぜなど」は第2回調査の83.3%から前回の第6回調査の79.4%まで、ほぼ8割近くで推移していたが、今回調査では65.1%まで急激に減少した。(12/1MEDIFAXより)