お忘れなく困ったときの保険医協会
総務部会理事 福光眞二
唐突ながら、このコラムをご覧の皆さんは、京都府保険医協会の活動をいくつかイメージできますでしょうか? 別段、浮かばなくても大丈夫です。ただひとつ、“困った時の保険医協会”の言葉を心に留め置き下さい。協会の魂―困窮者への支援活動にエネルギーを注いできた―が凝縮したフレーズなのです。
その真骨頂というべき活動は、医療安全・医事紛争の対策です。医療に関するトラブルは、明日にも皆さんを襲うかもしれません。薬剤投与後のアナフィラキシーショックをはじめとする不可避な医療事故との遭遇、処方薬取り違えや誤診など重大な医療過誤。気持ちが動転して何から対処したらいいのか。こんな時“そうだ、保険医協会に相談しよう!”の閃きが皆さんの支えになるはずです。本活動は、京都府医師会や他地区の協会に先駆けて発足し、半世紀にわたる連綿とした継続と実績を誇っています。溺れかけている人に浮き輪を投じる救助隊といっていいでしょう。 充実した顧問弁護士のバックアップにより、多彩なトラブルへの力添えもご期待下さい。災害の一報を受ければ、機敏な支援活動に乗り出すことは当然です。むろん、転ばぬ先の杖が肝要ですが。
トラブルだけではありません。新規開業時はもちろん、順風な医院経営でも、苦悩が滲む永遠の課題はないでしょうか。従業員の質や雇用の管理、税務対策、資金調達、資産運用、増改築、煩雑な保険請求そして各種保障など数えたらきりがありません。この場面も“困った時の保険医協会”です。プラン一つひとつに解決の一助となる願いを込めて、無料相談や出張講習会などを提供いたします。
さあ心当たりの方はおられませんか。どうぞひとりで悩まずご相談下さい。優しく愉快な理事者や事務方が、大いなる正義感と情熱のねじり鉢巻きをしめて、皆さんのお役にたつよう尽力いたします。
“困った時の保険医協会”をお忘れなく。