【13年度予算案】医療は3.1%増の10兆5587億円/厚労省13年度予算案  PDF

【13年度予算案】医療は3.1%増の10兆5587億円/厚労省13年度予算案

 政府が1月29日に閣議決定した2013年度予算案で、社会保障関係費のうち医療については12年度に比べて3.1%増の10兆5587億円を計上した。厚生労働省保険局によると、13年度の国民医療費は推計で約42兆円になるという。

 医療給付費で見ると国庫負担は3.2%増の10兆5175億円。制度別の内訳は協会けんぽが3.1%増の1兆2186億円、国保が0.3%減の3兆2330億円、後期高齢者医療が5.9%増の4兆4365億円で、3制度の合計では3.2%増の8兆8880億円を計上した。公費負担医療は3.1%増の1兆6294億円を計上した。国保医療費の減少は、12年夏の概算要求時に比べて被保険者数が減少した影響を反映している。

 安定した医療保険制度を構築するための予算では、協会けんぽへの特例措置を14年度まで延長するため9904億円を盛り込んだ。特定健診などの推進には249億円(2.4%減)、福島第一原発事故に伴う警戒区域などでの医療保険制度の特別措置には108億円(10.2%増)を計上した。(1/30MEDIFAXより)

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