【震災・原発問題の特集】伏見で被ばく考える講演
避難者との対話も
協会は、被ばく問題を医療者の大きな課題の一つと捉え、福島からの避難者の方たちの不安や要望など実態に即した声を集約したいと、伏見のももやま子ども文庫、避難者と支援者を結ぶ京都ネットワーク「みんなの手」と連携。最初の活動として、9月6日に避難者も含めた伏見区民を対象とした被ばくについての市民公開講座を開催した。飯田哲夫理事が講師を務め、参加者は24人となった。
講演後、参加した避難者からは「地元では不安を不安として声に出せない」「被ばくすることへの恐怖よりも、外出など制限された生活に息苦しさを感じて避難した」など生活実態を訴える声や、今も福島にいる家族知人を心配し、「少しでも被ばくを避けるためにはどうしたらいいか」などの質問が出された。
協会では引き続き避難者ネットワークと連携し、医療者としてどのようにこの課題に立ち向かうかを模索していきたい。