【震災】復興庁が発足/政府
東日本大震災からの復興の指令塔役を担う「復興庁」が2月10日、発足した。被災自治体のニーズにワンストップで対応し、関係省庁を束ねて復興事業の総合調整をする。初代復興大臣には、平野達男・復興対策担当相が就任した。
復興庁は東京に本庁を置き、岩手、宮城、福島の被災3県に1カ所ずつ復興局を設置した。3県の沿岸部には6カ所の支所を設け、隣接する青森、茨城の両県に事務所を開いた。人員は総勢250人でのスタートとなった。
野田佳彦首相は、復興庁の発足を受け記者会見を開いた。復旧・復興に向けた今後の主な課題として▽住宅再建・高台移転▽がれきの広域処理▽雇用の確保▽被災者の孤立防止と心のケア▽原発事故避難者の帰還支援―の5つを挙げた。(2/13MEDIFAXより)