【諮問会議】骨太へ国民会議と連携し検討/諮問会議、社会保障の在り方で
甘利明経済再生(一体改革)担当相は2月5日の経済財政諮問会議後の会見で、諮問会議で今後検討していく課題を発表した。社会保障の在り方については6月にも作成する「骨太方針」の取りまとめに向け、社会保障制度改革国民会議と連携していくとした。骨太方針については「日本経済の抱える問題の整理や過去の政策の検証を行いつつ検討を深める」との方針を示した。
甘利担当相によると、社会保障については民間議員から「財政改革の本丸は社会保障改革というのはその通りである。歳入改革と社会保障給付の効率化・重点化が必要。経済成長によって保険収入が伸び、結果として政府・民間ともに負担が小さくなっていく姿が望ましい」との発言があった。また、これを受け茂木敏充経済産業相が「財政悪化の要因で一番大きいのはデフレによる税収の落ち込みであり、社会保障費の増加は2番目である」と発言したという。
●「社会保障をシニアから若者に」民間議員
このほか民間議員の1人が、労働市場の円滑化に関連し「シニアに偏っている社会保障を現役世代に持っていくことも重要である」と述べたという。(2/6MEDIFAXより)