【諮問会議】民間議員、14年度予算編成へ「取り組み例」/諮問会議
経済財政諮問会議の民間議員4人は2月28日の会合で、「経済財政運営の基本的な考え方について」という意見書を連名で提示した。その中には「財政の質を高めるための取り組み例について」という資料も含まれており、2014年度予算編成に向けて政府全体で取り組みを強化すべき点を列挙している。
社会保障サービス分野のサービス効率化策としては、「電子カルテや電子レセプトの活用」や「個人情報保護下でのマイナンバーを活用した行政サービスの向上・効率化の実現」などが盛り込まれている。また、「後発医薬品のさらなる普及促進による医療支出の抑制」も入った。
一方で、経済成長に貢献する規制改革と予算措置等のベストミックスという項目には「新薬や新技術の開発の加速化、医療情報の利活用促進」など、医療の周辺産業に焦点を当てた。こうした成長分野の隘路を突破するために、規制と補助金などの双方から一体的に改革すべきだとしている。(3/1MEDIFAXより)