【診療報酬】地域加算・離島加算を機能評価係数?に追加/DPC改定で迫井企画官  PDF

【診療報酬】地域加算・離島加算を機能評価係数?に追加/DPC改定で迫井企画官

 厚生労働省保険局医療課の迫井正深企画官は3月5日、地方厚生局と都道府県に対する2012年度診療報酬改定説明会で、DPC/PDPSについて「機能評価係数?は、DPC対象病院に対して実績評価のための届け出を求めていくことから、制度に対して十分理解してもらいたい」と協力を要請した。DPC対象病院は4月1日時点で1505病院、約48万床となり、全一般病床の約53.1%を占め「DPC/PDPS対象病床が一般病床のマジョリティーになっている」とした。

 説明会では、告示案と通知案を提示したが、基礎係数や医療機関群別の医療機関名、機能評価係数?などを白紙で提示。迫井企画官は「現在、精査中であり、3月中の告示で示したい」と述べた。

 出来高点数を係数化している機能評価係数?の見直しについては「地域加算」「離島加算」を新たに機能評価係数?に加えるほか、出来高報酬体系の「データ提出加算」の新設に伴い、現在、機能評価係数?とされているデータ提出係数のうち、データ提出に関わる評価部分を機能評価係数?として整理していることなどを説明した。

 12年度改定の特長について迫井企画官は▽DPC/PDPSの円滑な導入のために設定された調整係数は、今後、段階的に基礎係数と機能評価係数?に置き換える▽機能評価係数?については、現行6項目を基本とし、必要な見直しを行うとともに、各医療機関群の特性を踏まえた評価方法を導入する―などを挙げ、DPC対象病院の機能分化を促進していくとした。特に医療機関群の?群・?群と?群では、地域医療係数の体制評価などで、異なる機能や役割を重点的に評価したと解説した。(3/6MEDIFAXより)

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